母の旅立ち

１０月２１日　午後２時４８分　母が亡くなりました。

くも膜下出血でした。


前日の２０日早朝に自宅で倒れ、救急車で運ばれ、医師の言った「急変しやすい２４時間」を乗り越え、「安定してきたかな？」と思っていたら文字通り「急変」してあっという間に旅立ってしまいました。
安らかな旅立ちであり、家族でその旅立ちを見送ることができました。

今日は初めての「月命日」です。

突然の別れとなり、本人も美容院を予約していたり、旅行の予定を入れていたりとまだまだ「人生を楽しむ」つもりでいましたので、残念でなりません。

用事がなければ電話もしない「親不孝な娘」の私を許し、理解し、愛情たっぷりで育ててくれた母でした。
昨年の私の手術の際、１週間以上一緒に過ごしたのが最後の「母と娘のゆっくりした時間」となりました。
いなくなってしまった母に聞きたいことがたくさんありましたし、謝りたかったこともあります。

母のことを考えるだけでまだまだ涙が出ますが、一人暮らしになった父はもっと寂しいと思います。
今年の年末年始は帰省しないつもりでいましたが、子供が受験生の兄は帰省できないので、帰省することにしました。

年末年始に帰らないつもりだったので９月にうなも連れて帰省したのですが、そのとき
「うなとお母さんとの写真がないな」
と思いましたが
「まぁ、次回でいいか」
と撮らなかったことが心残りです。

私が泣いているとうなは不思議そうな顔をして涙を拭こうとする手に鼻先を入れてきて
「撫でて」
といつものように甘えてきます。

「手はうなを撫でるためにあるんだよ」

とでも言っているのでしょうか。


母がいなくなってしまったことは本当につらいことですが、きっといつかは
「私の母は・・・」
と微笑んで話せる日がやってくる思っています。

コメント 6

突然のお別れはツライね。心中お察しします。
どちらがいいというのはないけれど、やはり入院生活が長かったりすれば、ある程度の覚悟みたいなものができるのかもしれないよね。
私も父を亡くしたときは、入院はしていたものの、まさか亡くなるほど悪くなってるとは思ってもいなかったので、心の準備ができていませんでした。
今はたくさん泣いて、たくさんお母様のことを思い出してさしあげてください。それが供養にもなると私は信じています。
ご冥福をお祈りします。
by もも (2011-11-22 20:06) 

親の死は本当につらいものですね。
実感しています。

突然すぎて今も
「本当にいなくなってしまったのかしら？」
と思うこともしばしばです。

母のお友達から母のことを聞くと、私が知っている母と何も変わらず、
「優しく、しっかりしている女性」
であったとわかりました。

いつになったら涙がでなくなるのかわかりませんが、日に日に穏やかな気持ちになれているような気がします。

ももさんのお父様も思いがけない旅立ちでらっしゃったのですね。
親はいつまでたっても親ですね・・・
姿がなくなっても、親への愛情、思慕はなくなりませんね。

コメントをいただき、本当にうれしいです。
ありがとうございます！
by honya (2011-11-23 21:14) 

大変ご無沙汰しています。

honyaさん、うなちゃん、どうしてるかな～とのぞいてみたら…。
お母様、突然だったのですね。
本当に何と申し上げていいか…。
時々お会いした時にご実家のご両親のお話を伺っていましたので、とても
愛し、愛されて、幸せな関係なんだな～と羨ましく思っていただけに
honyaさんの悲しみは如何ばかりかと…。
一人残されたお父様が心配でしょうが、お母様の分も親孝行して
差し上げてくださいね。（親不孝してる私が言うのも何ですが・汗）

「手はうなを撫でるためにあるんだよ」
そうですよ、うなちゃんも悲しんでるhonyaさんのためにきっと
私を撫でて、元気を出して！って言ってるんだと思います。
私もつらい時はよくアズソアに心慰められてます。
honyaさんもうなちゃんから癒しをもらってくださいね。

お母様のご冥福を心よりお祈りしています。
by KAZZ (2011-11-28 14:04) 

なんと言ったらいいのか、言葉が見つかりません。
honyaさんの気持ちを考えると、どんな言葉も浮いてしまいそうで。
自分の親が突然にと思うと、私はどうだろうかと考えます。
しばらくの間はきっと涙が止まることはないと思いますが
きっと時間が経って気持ちも整理出来るのかなって思います。
うなちゃんもきっと「大丈夫だよ、ママ」って撫でて安心して欲しいんだよね。

ご冥福をお祈りいたします。。
by makitintin (2011-11-30 17:37) 

KAZZさん

ご無沙汰しています。
お元気でしたでしょうか？？

「愛し、愛されて」
とおっしゃっていただけて嬉しいです。
亡くなってしまうとその存在の大きさに気づき、母のいない生活がこんなにも心に影を落とすことを感じました。

まさか突然の別れになるとは思いませんでしたが、母が私を産んで育ててくれたことにただただ感謝し、意識のない母に何度も
「ありがとう」
を言っていました。

父一人となり、心配は尽きませんが何とかやってくれているようで、父もがんばっていることを感じています。

ぜひまたうなに会いに来て下さいね！
by honya (2011-11-30 23:54) 

makitintinさん

親が突然いなくなることが、この年齢になっても「つらいこと」であることを痛感しています。
でも最近、
「毎日泣いている私より、明るく楽しく生活する私を母は見たいはず」
と思うようになりました。

これもやはり１ヶ月が経ち、落ち着いてきたのだと思います。

健康って大切だと再認識しました。

四十九日にはうなも連れて行く予定です。
「うなの喪服が要るかしら？」
と思って思わずmakitinitnさんに特注しようかと思っちゃいました（笑）
最近は黒い服ばかり目がいってしまって・・・
結局手持ちのグレーのコートにしました。

うなのいたずらに振り回されつつ、平凡ながらも楽しい日々が戻りつつあります。
ありがとうございます。
by honya (2011-12-01 00:04)